2021年12月 都内大名庭園巡り

「都内大名庭園散策」


村田 正博


  


 食文化はフランスと日本が双璧と思います。
 庭園の美しさに関しての比較は規模も有り難しいと思いますが、ベルサイユ宮殿前の西洋庭園より、私は京都府桂川に隣接する桂離宮が世界NO1と確信しています。(外国人のアンケートでは足立美術館の庭の評価が高いのですが、今回の参加者からも異論が有りました。)
 日本庭園の発祥は中国ですが、日本の四季を味わい楽しむ日本人の感性が、花、樹木、池、石を織りこむ庭園文化を発展させたと思われます。
 数年前に藤井さんと迎賓館等の都内の著名な建築を紹介させて頂きましたが、都内には江戸時代から大名庭園が貴重なオアシスと成っております。何万人も収容する東京ドームに隣接していながら、信じられない程の静寂な森と、流れる小川に影を落す紅葉を視る事が出来ました。
 今回3庭園とも回遊式築山泉水庭園で、国、都の特別名勝ですが、池と水辺に建つ建築の調和バランスは、一幅の絵と成っていました。
 私は、第二の人生(建売住宅の現場検査)で気に成る事は、道路との間は駐車場2台のみで、植樹の配慮が無く、空地はコンクリート床のみです。家庭内でも坪庭を残し地球温暖化を少しでも遅らせ、視覚的にも潤いのある都市にしたいと思うこの頃です。
 真っ赤な紅葉とこぼれ日の中、今回は小人数の為、庭園観賞の合間に一人一人の方と生活環境他をゆっくりお話しする楽しい時間を過ごすことが出来ました、有難うございました。


   


「都内大名庭園視察報告」


稲葉 涼哉


  


2021年12月1日(水)晴れ
新型コロナウイルスの感染予防をしてリーダー村田氏含めて4名(岡本・浜崎・稲葉)で実施されました。春日部駅8時出発で、行先は都内にある回遊式池泉庭園で知られる六義園、小石川後楽園、清澄庭園です。回遊式池泉庭園は江戸時代に発達した日本庭園で、どの庭園も広大な庭と池を有します。池の周囲を一周しながら茶亭・橋・築山などを巡り、ゆっくりした時間を過ごしました。只今紅葉の見ごろ、カエデ・イチョウ・ドウダンツツジなどが色付き晩秋の赤の景観を味わえました。昼食は小石川後楽園内にある「涵徳亭」で彩り鮮やかな秋の料理をいただきました。
① しだれ桜で有名な六義園:駒込駅下車、散策1時間30分  
② 東京ドームが隣接する小石川後楽園:後楽園駅下車、散策2時間30分
③ 名石が配置された清澄庭園:清澄白河駅下車、散策1時間30分
 コロナ禍で不安な日々の中、都会とは思えないほどの静寂に囲まれた場所で、晩秋の季節の移ろいを楽しみました。東京は、オリンピックを契機にさまざまな再開発事業が行われ、日々変化され続けています。新しい時代、江戸のよき景観を残し、住みよい東京として発展することを期待したいです。
 徒歩カウンター15000歩 春日部駅到着 18時 
皆さんお疲れ様でした。リーダーの村田さん有り難うございました。