2021年4月 ボタン園、吉見百穴と川越散策


『雨プランで、GO !』

市川克也



   


 旅の計画を立てた後に悩ましいことは、当日の天気です。いくら詳細にプランニングしても、下見をしても、雨なら中止か根本的にプランを変更せざるを得ません。天気予報は前日になっても変わらず雨模様で、中止にしようか悩みましたが、以前にも急な雨に対応した例会があって、松浦さんに言われた言葉を思い出しました。『雨なら雨ならではの楽しみ方があります。みなさんもわかってくれますよ』と。雨なら足場の悪い山道や長い距離は歩かないで、雨でも無理なく行ける所を巡ることにしました。参加者には連絡して了承して頂きました。 

 参加者7名で、春日部駅6:44発大宮行に乗車しました。早めの空いてる時間に出発したつもりでしたが、春日部➡大宮➡川越方面においては、もろに通勤・通学の時間帯で混雑していました…。この時間なら、女性メンバーは最も後ろの女性専用車両に乗ってもらえばよかったと反省しました…。

 東松山駅に8:25に到着して、箭弓稲荷神社に向かいました。神社の左甚五郎作の見事な彫刻と野球のホームベースの形をした絵馬を見て楽しんだ後は、神社の横にあるボタン園へ。ボタンとツツジと藤の花が咲き誇り、美しさに見とれて写真をたくさん撮りました。みんな、この場所を楽しみに参加しているんだと実感しました。

 次は、東松山駅9:36発のバスに乗り、吉見百穴へ。吉見百穴の手前にある怪しい雰囲気が漂う岩窟ホテルや古刹感あふれる岩室観音堂を先に見てから百穴へ入場しました。百穴の近くを車で通って見たことはあっても、目の前で見学するのは初めてというメンバーが多かった。穴にはもう遺体は入っていないのかと心配するメンバーも。百穴は形状が様々で、中に入れる穴もあって、古代の人達の生活や信仰に想像が膨らむ場所でした。戦時下に作られた地下軍事工場跡や天然記念物の蛍光に光るヒカリゴケも楽しめる見どころたくさんの場所でした。しかし、女の人達が一番盛り上がっていたのは、百穴の頂上で売られていたタケノコや野菜がすごく安いと驚いていたり、購入していた場面だったのでは…?下見をしていましたが、これは想定できなかったです…。

 吉見百穴を見学した後は、電車で川越駅は移動して、巡回バスで小江戸巡りをしました。最初に喜多院に行って、徳川家光誕生の間や春日局の化粧の間、五百羅漢、和の美しさを感じる庭園などを見学しました。自分は前にも見たことがありましたが、あらためて和の文化の素晴らしさを実感しました。その後は、川越の街をウオーキング。あちこちで鰻のいい匂いが漂い、雰囲気のある鰻屋が点在していました。大正浪漫通りは、蔵通りとはまた違った石造りの建物の趣きがあり、無数の鯉のぼりが通りの上を泳いでいて圧巻でした!佐藤光彦さんが写真係になってくれて、みんなの写真をベストスポットでたくさん撮ってくれました。「時の鐘」の音は、時間が合わずに聞くことはできませんでしたが、古からの街のシンボルであり、その時代、その時代の街の人達に時刻を伝え続けてきたのだなと感慨深いものがありました。メインの蔵通りは、さすが『蔵の街・川越』と呼ばれるだけあって、古風な貫禄のある蔵がたくさん並んでいる。売っている物も店内の雰囲気もレトロ感にあふれている。メイン通りから横に入った道や裏通りにも風情があって、歩くだけでも面白い。きれいな季節の花も街のあちこちに咲いていて、その度に女性陣は大きな声で喜んでいる!まるでアイドルを目の前で見ているように…。その横で自分は、菓子屋横丁でモツ煮込みが100円で売っていたのを買っておけばよかったと後悔を引きずっていた…。男性と女性の旅の関心事は、だいぶん違いがあるようです…。女性は、花や野菜が大好きなんだと学んだ旅でした。結局、雨にはほとんど降られずにたくさんの場所を巡ることができました。亀井さんの「てるてる坊主」が効いたと思います。ありがとうございました。トラブルもありましたが、皆さんが力を貸して頂いたことに感謝いたします。またみんなで小さな旅を楽しみましょう!∠😄



     


『 牡丹も笑顔も最高 !』

北山末子


    


4月14日(水)東松山市、川越方面

7名で参加、

 電車、バスを利用して行ってきました。東松山駅より歩いてすぐ箭弓稲荷神社があり、隣の牡丹園へ。『 立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花 』~美人を形容する言葉らしい。元々は生薬の用い方を例えたようだ。中国では国の花とされていた時代もあり、絵画で描かれ愛されていたそうです。大輪の花鮮やかな色合い、牡丹の花に感動し、笑顔も最高でしたね。つつじ、藤の花も一緒に咲いていて、3つ見られてラッキー。

 1日乗車券にてバスに乗り、吉見百穴へ。岩窟ホテルや岩室観音堂を見て百穴へ。6世紀末頃に作られた横穴墓で、明治20年237基発掘。中に入るとひやっとした。また、光りごけも見ることができた。百穴の頂上は竹林、ここで無人販売のタケノコ購入後ランチタイム。

 歩いた後のランチは美味しかった。川越に移動して町を散策。五百羅漢の表情やしぐさを見ながらゆっくり進む。蔵造りの屋根を見たり、沢山の鯉のぼりも見られて、川越のメイン通り、裏通りを歩きながら長い1日皆さんと共有できて良かった。心配していた雨はどこかへラッキーな1日でした。市川さん、乗り物、案内忙しく動いて頂きありがとうございました。コロナ禍の中、気をつけて行動し楽しく参加できて良かったです。沢山歩きましたね。ありがとうございました。