8月上野縄文展と谷根千の下町の旅


『熱い縄文展と暑い谷根千巡り』

市川克也

 8月の旅組は世界文化遺産申請中の注目の縄文展と品川リーダープロデュースの谷根千巡りという二つの楽しみを大いに満喫できた旅になりました!
 縄文展では、日本全国の土器や土偶などが展示されていて、それぞれの地域によって個性や特徴があるのが面白かったです。同時代の世界(世界四大文明含む)の土器も展示されていて、日本の土器よりも色鮮やかであったり、文字が記されているものもありました(当時の日本には文字はない)。世界の先進地域ではすでに王政の都市国家が形成されていて、土器作りの専用の職人と工房もあり、同形の土器を大量生産していたのは現代の生産システムに通じるものがあって先進的でした。
 それに対して日本の土器や土偶は主に女性が祈りや信仰心を込めて丁寧に作っていたそうで、芸術性豊かで圧倒的な存在感がありました。また、縄文人は鹿の骨の髪飾りやヒスイのイヤリングやネックレスなどもしていて、とてもオシャレでした。約1万年もの間、戦争がほとんどない共存共栄を持続した縄文時代は、世界史的にも類の無い時代であり、土器や土偶にその精神世界が顕著に表れていました。
 谷根千巡りは、『ぐるりん(300円乗り放題周回バス)』で巡りました。8万4千体のお地蔵様に圧倒された浄名院。昭和の懐かしさを感じる谷中銀座商店街では、名物のところてん、コロッケ、ドーナツなどをたくさん食べ歩きしました。根津神社では、赤い鳥居の並びの中に突如現れた謎の浴衣美人。思わず見返りをしてしまいました。浅草では、最先端の個性的な建築ビルである浅草文化観光センターの屋上から見た素晴らしい景色~などなど、どれも印象に残っています!
 店が休みで食べられなかった幻の豆大福と馬賊の担々麺は、浅草ラーメンの担々麺と冷やし中華でリベンジを果たしたということに。
 近場(東京)でもとても充実した楽しい日帰り旅が安くでできるんだと品川さんには教えて頂きました。根津神社の浴衣美人をとても気にしていた写真係の松野君や音声ガイドをたくさん聞かせて頂いた紅一点の浜ちゃんにも感謝しています。皆さん、ありがとうございました!

 
『縄文の美に会いに。レトロな街散策も…。』

浜崎敏子

2018.8.22(水)晴れ.
 今日は湿度も高く、陽射しも強く雲もない晴天である。熱中症にならないように気を付けてメインテーマである「1万年の美の鼓動 縄文特別展 東京国立博物館」に出向く。開場前なのにチケット売場は長い列。会場内も照明の薄暗さと大勢の人で混んでいた。音声ガイドを借り説明を聞きながらじっくり見ることができた。画家の岡本太郎も刺激を受けたと言われる縄文土器と土偶。先が尖った謎の多い土器や日用煮炊きに使用したと思われる火怨型土器~漆も使われていた土偶は女性で出産による再生への祈りと切なる願いがこもった造形は、感銘するばかりでした。大きな目、めがねをかけている宇宙人ではと言われる遮光器土偶。現代の作品と言っても納得できるすばらしい土器、土偶に会えて感動しました。12時に退場。チケット売場は朝より多くの人が並んでいた。データ通り、水曜日の朝一入場は正解だったと思いました。
 次に循環バス東西めぐりんで一日券を300円で車中で買う。浄名院、84000
体のお地蔵さんが壁際より大、中、小、ぎっしり境内を埋めつくし、お地蔵さんだけのめずらしい寺でした。旧吉田商店、昔懐かしい様子や看板もすばらしい。谷中銀座に行く途中、素朴なところてんを製造している店先で、ギラギラ太陽の下、軒先にパイプ椅子に並んで歯ごたえのあるところてんを食べた。谷中銀座では、コロッケを歩きながら食べたりして、レトロな街の昭和の雰囲気に浸ることができてよかった。当てにしていた豆大福て馬賊の担々麺は店が休みで残念でしたが、〆は浅草の中華屋で。私たちの他のお客さんは外国人でした。浅草駅18:02の電車で帰る。
 今日は色々勉強しました。バスの乗り方が分かったし、知らない所にもいっぱい行けたし、少人数で充実した楽しい一日でした。限られた時間、御一緒できたことに感謝、感謝です。